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あるクライエントの4年後

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あるクライエントの4年後

あるクライエントの4年後

2023/07/19

あるクライエントの4年後

やわらかい雰囲気

先日、久しぶりにクライエントさんだった方にお目にかかる機会がありました。

軽く挨拶をして、用件は側にいた兄弟の方にあったので仕事の段取り「あれどうする?」「こうしてみようと思う」など少し会話をして去っていかれました。実にフラットで柔らかく呼び方も試行錯誤から抜けた感じがあり、お互いに協力体制がとれている様子。以前はプイっと一秒でも無駄にはしたくない!という様子でしたから、変わった!とすぐに感じました。

私は観察目的でその場に居合わせてるわけではありませんが、年に何度かそういうタイミングに遭遇することがあり、その度に良くなってきているものの、少しぎこちなさも感じていたのでした。

知り合った当初の空気感は最悪で二人が話すときは、ピリピリとその場が凍り付く雰囲気。周りはハラハラしながら見守るしかありませんでした。

 

クライエントはそのことに悩んでカウンセリングを受けていたのではありませんでしたが。自分の中にある問題を解決していく作業の中で、回を重ねる度に自分の内面を見つめ、感じ、気づきを得て、変わっていきました。

 

すぐに変わることもあれば、ジワジワと変わっていくこともあります。

カウンセラーはクライエント本人が気づくことをひたすら待ちます。「気づくお手柄」は本人にしないと意味がないからです。

 

このクライエントさんは、自分の中にある「なんだか得体の知れないモノ」に取り組み手放して変わっていった。それで子供との接し方、兄弟や両親との関り方も変わっていきました。

内面が満たされている余裕、敵意のない、優しい目。

それは、お金をたくさん持っている余裕とか、仕事が充実しているとか、家族に恵まれているとか、そういうことではありません。

なんだか得体の知れないモノに人生を翻弄されるのではなく、自分を大切に生きたいと思われる方は、一度おいでになってみませんか。

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