ピンク色になったくつ下
2024/07/22
ピンク色になった靴下
おろしたてのお気に入り
あなたが小さかった頃、家では誰が洗濯やご飯の支度、身の回りの世話をしていましたか?
当たり前のことですが、生まれたばかりの赤ちゃんは自分で自分の世話ができないので、ある程度の年齢までは大人の世話が必要です。では、いつまで、どのくらいまでしてもらうのがいいのでしょうか?
このカウンセリングルームの名前は「いちごのくつ下」といいます。決してふざけて付けた名前ではありません。
私が小学生の時に起きた衝撃的なエピソードから名付けました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、あらためて。
久しぶりに買ってもらった白いハイソックス。1回履いて洗濯に出し、それから待てど暮らせど片方しか見つからない。
なんで?どこに行ったの?探し回ってやっとのことでタライの中でいろんなものと混ぜこぜになっている靴下を発見した。
でも、白いハイソックスはピンク色に染まっていて・・・二度と履けなかった。悲しい思い出。
悔しくて腹も立ちました。
もうこの母親には任せられないと決めた私はそれ以降、自分の物は自分で洗濯することに決めました。
いくら洗濯機があるからといって簡単な話しではありません。
当時は二槽式。入浴しながら洗濯したり、乾き具合を考えたり、地味に時間をとられます。
親は楽だったと思う。私の子育てに関しては。
洗濯も弁当作りも、せずに済んだのだから。
当時の私も、さすがにオカシイことはわかっていた。
親戚の叔母さんになんとか母をたしなめてほしいと話したところ、「お前が大人になれていいことじゃないか。」と真逆の返事が返ってきてガッカリした。
親として、やるべきことをやって欲しかっただけなのに。
高校の頃、友達は「朝髪のセットに30分かかった」とボヤいていたが、私に前髪をセットする時間なんてない。弁当を作ったり結構忙しかった。
だから、自分の子が前髪をクルクルしている姿を見ると、この子にはその時間があって良かったと心から思ってしまいます。
少し話が逸れてしまいましたが、子供の頃から親に頼れず家事に時間を費やされていたことを誰からも評価されず、苦労して育ったことを時々忌々しく思っていたのです。
それがワークカウンセリングを通して「もう、いいよ」とニコニコしている小さな私に出会えたのです。
あれから数年、その記憶は記憶として存在したままではあるけれど、怒りや苦々しい思いは起こりません。そんなことがあったねと通り過ぎることができます。
相手を許すというよりも、自分の中のわだかまりを緩くする。
そのするといつまでも、過去にわだかまって過ごさなくて良くなるのです。
「過去と相手は変えられない、変えられるのは自分だけ。」
ご自分を変えたいと思う方、過去のわだかまりを処理したいと思う方は一度話に来てみませんか?
お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。