母は、つらいよ
2024/09/15
母は、つらいよ
ゴールを目指して頑張る
子育ては24時間365日休みなし、一度スタートしたら辞めることができません。そもそも当然のことながら男性と女性とでは身体の作りが違います。
不思議なことに女性は出産すると母乳が出る、赤ちゃんがちょっとぐずるとすぐに目が覚めます。でも男性は仕事も身体も変わらないので急に父親にならないようです。それが時として子育てに対しての差になり、イライラの元になってしまうようです。あくまでも私個人の意見です。
昔は大家族で何世代も同居していたので煩わしくあるものの、人の手はたくさんあった。今の時代は煩わしさを遠ざけたために全部ひとりでやらないといけなくなりました。不安や不満を抱いても一人で考え、ただただ一人でやるしかないのです。
実際に自分が子育てをしてみると、簡単ではありませんでした。来る日も来る日も意思疎通のできないか弱い存在を世話し何よりも優先。自分の時間なんてないし、思うように予定は進まない、誰からも褒められないし忍耐のいる日々でした。
頼りになるはずのパートナーは当てにならず、独身の時と同じ生活パターンで趣味に時間を費やし、それにも悩まされました。あくまでも私の場合です。
子育てがこんなに労力のいることだなんて、誰も教えてくれませんでした。
ドラマで出産シーンはあっても、育児の苦労シーンはありません。見たらきっとやりたくなくなるでしょうから。
すやすやと眠っている我が子は何よりも愛おしい。でもこの隙にやっておかなければならない家事があるのです。だから子どもが寝たら「ハイおしまい」ではなくむしろ「やっと寝てくれた、よし、やるぞ!」です。
そんなことを知らない人たちは一緒に昼寝できていいな。とか、その時間にもっとスキルアップできるでしょ、とか想像されてしまう。
子どもが小さい頃は、体が3つあるといいのになぁとよく思いました。それくらいやることが多く、できないことも多かった。でも「いつか終わる。自分が大人になったように。」そう信じてスーパーの袋を両手に持ち、食い込む痛みに耐えながら坂道を登ってました。
あるお母さんは、仕事と家庭でいっぱいいっぱいになるとイライラし、きつく叱ってしまうことが悩みでした。
お母さんの機嫌の状態によって「怒る、怒らない」のラインが変わると、子どもは怒られるラインが分からなくなります。何でもかんでも怒られるんじゃないかと怯えてしまい、いつも緊張した生活になってしまいます。物事の良し悪しの判断が上手くできずに育ってしまう。大人になると同じように自分の機嫌で良し悪しを表現するようになる。それでは本人も生きづらくなるのではないかと思います。
「育児は育自」自分が人として練られていくようです。
子育ての良いところは成長していくところ。退行しないから。
それにしても道のりは長い。もし頼れそうな人が周りにいたら、謙虚な気持ちを持ちつつ頼っていいと思います。
ご自分がいっぱいいっぱいになりそう、イライラが爆発しそう・・・と感じたら、ここで話してみませんか?
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