ゆっくり、でも変わる
2024/04/25
誰かがしあわせにしてくれる
そう思っていた
ただ息をしていることが精一杯の日々だった。
自分の世話がままならくなった頃、出会った相談者。
起き上がることも、明るい日差しを浴びることも、人に会うこともつらい時期だった。痛々しく、ひとりで相談に来れる状態でもなかった。
それでも時おり、声をかけ、少しずつ一緒の時間を過ごしていました。
会っても特別に会話をするでもなく、ただ座って目の前にある景色を眺めて一緒の時間を過ごしたり。
少しは気分転換になってくれるだろうか、大きな自然の中の存在であることを感じてくれるだろうか、などなど…なかなか距離感がつかめないまま半年単位で過ぎていきました。
少しづつ状況を聞きながら、できそうなことを提案してみたり、もちろん毎回思う返事は返ってはこなかったが、それも含め尊重しつつ交流を重ねていきました。
あるとき、ちょっとした仕事を薦めてみました。おっかなびっくりだったと思うけれども、チャレンジしてくれました。
体力もなく、人と交流するストレスのかかるキツイ日もあったと思われますが、少しずつ体力と耐性をつけ、同時に同じ分量の自信もついていったように思います。
今では、週5日の仕事をして薬にも頼っていない。車の運転もできるし自立した生活を送っている。
ゆっくりだったけれども、ちゃんと自分の生活を送っている。素晴らしいです。
少し踏み外した人生でも終わりではありません。痛んだ心をゆっくりでもいいから整えて、すすみ始めてみませんか。
そのお手伝いをさせていただきます。
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