母親からの電話
2021/07/10
母親から毎日、電話がかかってくる
クライアント体験談
ある日から急に、母親から毎日電話がかかってくるようになった。仕事の都合もあるため出ない時もあるのだが着信履歴を見るのも憂うつ。放ってもおけないので折り返しの電話をかける「私は大丈夫だから毎日かけてこなくていいよ。」と言ってるが、次の日も、その次の日もやっぱり電話がかかってくる。
とても憂うつな母親からの電話。
きっかけは数年前の出来事を最近聞いて母親は心配になったらしい。でも、そのことはもう何年も前のことで・・・なんでかな、と思う。私はちゃんと暮らしているし心配する必要がないのに。そのことも何度も伝えているのに。
ところで、大丈夫じゃないのはどちらだと思いますか?
心配という「不安な思い」が湧き起ってくる母親の方が大丈夫じゃないのです。母親は「不安な思い」で居ても立っても居られないので、せめて電話をかけて子供の安否確認をして自分が安心したいのです。だから子供の言葉は全く耳には入ってきません。(耳はついているけれど)まるで壊れた電話のようです。受ける方が機能していないからです。
次のカウンセリング時に彼女から「自分の思いをしっかり伝えました。ちょっと怒り気味に言ってしまったけど・・・それからは電話がこなくなって、とてもほっとしている。」と話してくださいました。
ここで重要なのは「伝えたいことを言えた」という事実なのです。今までも同じようなことを話していたとしても母親に伝わっておらず右から左だった言葉が、今回は「今までとは違う何か」を彼女から感じたからこそ、母親の行動が変わったのです。
彼女がカウンセリングワークを通して、自分のインナーチャイルドをよく見て、感じて、考えて、自分で選びとった証なのです。「ちょっと怒り気味に・・・」と話していましたが、ケンカになった訳ではありません。ただ、今の自分を大切にして行動してみた結果、母親から電話がこなくなり、平安に過ごせているという今があるのです。
同じようなことで悩んでいる方はいらっしゃいませんか?ガイダンスだけでも構いません、お気軽にお問い合わせください。