人はパンのみで生きるのではない
2021/09/07
人はパンのみで生きるものではない
聖書のことば
聖書のことば、というと抵抗を感じる方や意味が違うとおっしゃる方もおられると思いますが、私が連想する思いをお話しさせていただきたいので、どうかお許しください。
さて、私たちは当然のことながら食物を食べて生命を維持しています。食物を手に入れるために働き、賃金を得て生活をしています。
何を食べるか? SNS映えする食べ物、家でのご飯、おいしいお米、質より量という年代もありましたが、今は食べ放題では元が取れません。そしてコンビニに行けば何でもあります。
でも、どんなにお腹がいっぱいになったとしても、心が虚しかったら健康でいられるでしょうか。
数年前のことですが、私自身の心の具合が悪くなった時期がありました。食欲がなくなり体重は激減。お昼は周りに合わせて食べている状態で味もしないし、ただ飲み込む作業でした。
極端な言い方かもしれませんが、心が満たされていれば粗食であってもいいと思っています。
私にとって誰と食事をするかは意味が大きいかもしれません。子供や好きな人達と食事をすることが私の心の栄養です。
心の栄養は、人それぞれ、いろいろあると思います。
人と話をすること、仕事で成果を出すこと。家族の笑顔、旅をすること。身体を鍛えることなど、大事なことは自分の心が満たされること。
人が生きていくためには、食べることは勿論大切なことですが、それと同じように精神もとても重要だと思っています。このことをなおざりにしてはいけないと私は思います。