大きくなぁ～れ

この春、ハーブを育てて生活に取り入れたいと思いあちこちで苗を買ってきました。さっそく鉢に植え替えしました。元気に大きくなってね！

それはまるで赤ちゃんのようです。優しく鉢に入れ脇に土を丁寧に入れてあげる。たっぷり水をやり日当たりのいい場所へ置く。風の強い時は玄関の中に入れたり根がつくのを待つ。二週間もすれば定着して新しい葉が出てきてしっかり根がついたことを知る。そこから力強く成長しはじめる。

赤ちゃんもたっぷり愛情を注いでもらえるから育つことができる。いっぱい注いでもらえばその分いっぱい安心できる。そうやってしっかりとした根っこを張ることができる。どこまでも広く深く根っこが張れたら雨風にもそう簡単には負けないでしょう。

反対に、苗を買ってきて水やりもせず、日当たりや風当たりも気にせず放っておけばどうなるでしょうか。当分の間は成長して花も咲いてくれるでしょうが、しっかりした根っこが張れるでしょうか？植物ならば枯れたり飽きてしまったら処分しても仕方ないかもしれませんが、人間はそういうわけにはいきません。親になったならば責任を持って育てなければなりません。

私たちの人生は生きていれば晴れた日も雨風の時もあります。どんなに揺れることがあってもしっかり立っていられるように育てる。これが親の役目です。根っこがしっかりしていればなんとかなります。

ご承知の通り鉢植えより地植えの方が断然成長します。どこまでも自由に深く根が張れます。

だから子育ては鉢植えじゃなくて、地植えにして欲しいものです。

人生において力強くたくさんの花や実をつけていくために、親はたっぷりの日差しと適度な水やりをして出しゃばり過ぎず見守らないとです。