いい子でいるうちに
2023/04/27
いい子でいるうちに
迷子になってしまった
誰でも「いい子」といわれたい。
漠然とではありますがそもそも「いい子」ってどんなでしょう?
例えば、親のいうことをきき、決まりを守り、お手伝いをして、兄弟と仲良く遊び、勉強を頑張る子、などでしょうか。
よく考えると「親にとって都合のいい子」です。
子どもはとても素直で真面目なのでストレートに受け取ります。少し大きくなると我こそは親から愛され、褒められようと必死になって親の要求に向かって努力します。
私の場合は小学校に登校することでした。姉の通知表を見て母親が皆勤だったことを褒めていました。それから休まなくなりました。私がとても頑張ったことは想像できると思います。でも結局、皆勤をとってもスルーされて毎年ガッカリでした。
親の言うことはすべてが正しい、いうことをきくのは尊いこと。きかない子は素直じゃないと𠮟られたりします。
親にとって都合のいい子でいるためには、自分の考えや気持ちはわきに置いて、親がどうして欲しいか察知すること。そして文句を言わずにやること。
例えば、親の決めた学校へ行き、親の意に沿う仕事を選んだり。
いつに間にか自分よりも親が良く思う方を選んだりするのが当たり前になって気が付かない。
「どっちでも選んでいいよ」と言われると、どっちを選んだら親が喜んでくれるだろうか?と心の奥で問うていないだろうか。
ふと、自分という人間は何が好みで、何がしたいか、どんな感情があって、基準となる考えとかさっぱり分からない。ということに気がつきます。
仕方がありません。
だって、いつも親ファーストだったから。
本当の自分が薄~くなって見えないくらいかもしれません。
でも、今、気になって読んでいるとしたらチャンスかもです。
大人になり、自分でお金を稼げるようになったということは、社会人として自立したということ。今度は心の自律をするのです。
自分という「いい個」に。自分で承認して、褒めて、大切に育てていくのです。
最初は弱々しい若葉のようでも、だんだんと幹ができて、太くなっていきます。そしたら台風にも負けない大きな木になります。
「親にとっての都合のいい子」はもう終わりにしませんか。
あなたが迷子になっているとしたら、助けだすお手伝いをさせてください。
お問い合わせなどお気軽にどうぞ。お待ちしております。