誰の希望なのか
2020/10/27
あるタレントさんが話していました。
父親とお酒を飲んだ時に、しみじみと嬉しそうに「お前には敵わないなぁ」と言われたそうです。彼はそんな事を言われると思っていなかったので驚きながらもたいへん嬉しかった。と話していました。
彼の父親は若い頃バンドをしていましたが食べていけず、母親はダンスがとても好きな人でしたが、今のようにダンスで身を立てるにはまだ早すぎた時代でした。
彼はそういう両親のもとで育ちました。上手くダンスを踊れば褒めてくれる両親、そんな両親の姿を見て益々嬉しくなる自分。もっと、もっと喜ばせたくてひたすら頑張った。
その結果、有名になりメディアでも評価されるようになった。でも彼は疲れてしまったようです。
そんな時、父親に「お前には敵わないなぁ、もう十分だ。」と言われ彼の中で何かが終わりました。親の夢を叶えるという呪縛から解き放たれて自由になったのです。それで今の仕事に一区切りすることにして、これからは自分がしたいことをすると決心したとのことでした。
あなたは、親のああなって欲しい、こうなって欲しいという期待に応えようとして何年も頑張り過ぎていませんか?
こんな風に頑張りを認めてくれる親ならまだ良いかもしれませんが、たいてい親は「まだまだ」と認めてくれようとしません。
あなたの人生は誰のものですか?
親の呪縛から解放されたい方は、当カウンセリンルームへどうぞ。お待ちしております。