お父さんとお母さんが大好き
2021/01/27
ありがた迷惑
大好きだからこそ、よかれと思って
カウンセリングを数回終え、最近5歳の息子が甘えてくるようになりました。先日は皿洗いや、米とぎを手伝いたいと言ってきました。嬉しいけれどよくできないとも思っているので正直、戸惑いました。「どうして手伝ってくれるの?」と聞くと「お母さんのことが大好きだから」と即答する息子。とても嬉しかった。それと同時に何の迷いもなく大好きと言える子供ってすごいと感心しました。何にでも理由がないとダメだと思っていたことに私はハッとさせられたからです。とにかく理由を探して迷い込んでしまっていたから。もっと感じたままでいいんだ。好きなことに理由づけなんてしなくていいんだと子どもを通して気づきをもらいました。
そして、ずっと実家の片付けをしたいと思っていました。先祖代々亡くなっている祖父母の遺品など手付かずのままだから。それを整理したらもっと快適に生活できるのに。そう思って実家に行くたびに落ち着けずに掃除をしてしまう自分がいました。父と母に確認してから処分しようと思っているので全然進まないし、やってもさほど感謝もされない。なんでこうなのだろう・・・と。
カウンセリングを進めていくと自分が「父と母のことが大好きなのだ」ということがわかってきました。だからこそ快適に暮らして欲しいという願いが強いことも。でもだからといって片付けることが両親のしてほしいことではない。ということもわかりました。自分の中の「よかれ」という思いだったことに気づかされました。
だから父と母の微妙な感謝も、息子がお手伝いしたいと言われた時の私と同じで「ありがた迷惑」のような感覚だったんだな、ということにも気づかされました。
(30代女性、ご本人の了承を得て掲載しております)