甘えてくる子
2021/04/26
5歳の息子がカウンセリング前よりも「抱っこしてぇ」「ご飯たべさせてぇ」と甘えてくるようになった。こんなんじゃ、ちゃんとした大人になれるのか心配になる。という声をいただきました。
子どもが甘えたい素直な気持ちを言ってくる母子関係はとても良い状態です。
母親に甘えることは、子どもにとっては当然のことだからです。幼い時に甘えられないといくつになっても母親から愛情をもらおうと要求してきます。形を変えて、お金だったり、物事たったり。だから今はこれでもかというほど甘えさせてやる。そうすると立派な根っこが張れる人間になると思います。
特に一人目の子どもは他の子どもと比べてどうか。早く大人になってほしい。と成長度合いが気になるとは思いますが、厳しいしつけよりも充分に甘えさせることが遠回りのようで実は一番大切なポイントなのだとカウンセリングを通して感じているところです。
甘えてきた息子に対して、このお母さんは「甘えたいのボクと言ってから」と、ちょっとだけ条件を出し、そのフレーズを言ってもらうと甘えを許せるそうなのです。
これは、このお母さん自身が子ども時代に思いっきり甘える事ができなかったことに由来していて、私が甘えられなかったのに・・・という、やっかみがあるために少しゲツバタしてしまうのです。
でも、ちゃんと子どもの要求をキャッチしているのでOKなのです。
子どもは甘えてくるチャンスをよく見ています。
あなたは甘えさせることを拒んでいませんか?「後でね」といつもうやむやにしていませんか?
甘えたいと言える関係、きける母親でいたいものです。