選んでいたのは、自分
2022/08/22
選んでいたのは、自分だった
来談者の談
これといった原因は心当たりがないながらも、大勢の人の中に入れなかったり、バスや電車に乗るのが怖かったり、生活に支障が出るようになっていたためカウンセリングに来ることを決意。
何度かカウンセリングを通して今の自分を見つめていかれました。
時には涙とともに思いを探り、心の内を慎重に選びながら口に出していく。
そして段々と自分の中で芯のようなものができ周りの人との境界線が分かってきた。バスにも電車にも緊張せずに乗れるようになり、徐々に自信もついていかれたようです。
そして、今まで母親の喜ぶことを基準にして物事を決めていたことに気が付きました。
さも自分で選択していたと思っていたのに、事実はそうではなかった。
だから、やりたくない仕事を選び、人間関係にも疲弊し、それでも何か自分に足りないと残業してまで頑張って、ヘトヘトだったのに辞める時も後ろ髪をひかれていた。親が安心するからそうしていただけだったと、今ではそのことに納得。
そうは言っても「今ここ」にいて、この生活を選んでいたのは紛れもなく自分であること。それにも責任を持ちつつ、これからは本当の自分で選んでいく。と自分の意志で生きることに期待しながらカウンセリングは一区切りとなりました。
素晴らしい気づきに私もとても嬉しくなりました。