親だからといって・・・
2023/01/13
親だからといって
何をしてもいいということではない
生まれてきて、どんな親に育てられ、どんな教育をされて、どんな愛情を受けてきたか。
子どもは全く拒否権を持っていない。
子どもの世界は狭いので、他の親とも比較できないから、全てことを真正面から、真面目すぎるほど全身全霊で、小さな心と弱い身体で受け止めるしかない。
ことに暴力は、弱いものに対して振るわれる。それは虐待。
暴力の痛みは身体のアザになるだけではない。心の奥の、深い、深いところへ痛みや悲しみ、怒りや羞恥心となって刻まれる。そして消えることはない。
痛みは感情。
その辛辣さは形容しがたい。
目を覆うほどの、苦痛、痛み。
繰り返される暴力行為と視線。
誰も助けてくれない。逃れる術を子どもは知らない。
大きくなってオカシイことに気づき始める。
どこがどう違うのか、まずはそこから。
それは普通なの?違っているの?
記憶と痛みだけが頼り。
それは、確かにあった出来事。
屈辱的な扱い、あつかましい親の態度。
親だから何をしてもいいわけじゃない。子どもは持ち物ではない。
個なった子どもは、どう理解して生きていけばいいのか。
責任を持って答えてほしい。ズルい言い訳は決して赦さない。それだけのことをあなたはしてきたのだから。
せめて、私に二度と関わらないで。
(虐待を受けた方の思いを代弁させていただきました)