褒められたら

褒められたら、あなたはどうしていますか？

例えば「今日のあなたとっても素敵ね」と言われたら？

『いつも変だと思っているの？』

『そんなお世辞なんて、なんか他の意味があるのかな？』

『まあ、ありがとう。あなたもね。』

どんなふうに返事をしていますか。

 

一般的に日本人は控えめで、つつましく謙虚なのが美徳。たとえ心の中で『そうでしょ、私って素敵でしょ！』と思っていたとしても「いえいえ、そんなことないわよ」と答えるのが良しとされ、そう習ってきました。

でも私は勿体ないと思います。

せっかく『素敵』と言われているのですから、言葉どおり受け取って「ありがとう」でいいと思います。

カウンセリングをしていると多くの方が褒めてもらったことに対して疑念を抱き受け取れず、そんな価値が自分にはない。といって拒否します。

これでは郵便受けがないのと同じです。大切な手紙や荷物が配達されても不在または宛先不明で送り主に返っていきます。そして、どうして私のところにだけ届かないの。ってことになって苦情を言うことになりかねません。

実際、褒めてもらう体験が少なく好評価されることに慣れていませんと『え、私が褒められる？そんなことあり得ない！』となります、仕方ないことかもしれません。

最初は照れくさかったりムズムズするかもしれません。受け取る練習が必要かもしれません。私もそうでした。でも受け取れると会話もスムーズですし自己肯定感もあがります。そして、相手の方を忖度なく褒めることもできるようになります。

 

もう一つ。例えばあなたが友人に「素敵ね」と言うときは心からそう思ったからではないでしょうか？その友人から「え～そうでもないよ」という否定と「そう？ありがとう」という肯定と、どちらの方があなたは心地がいいでしょうか？

 

褒められたら言葉どおりにもらう。簡単そうでなかなかできない方は当ルームへどうぞ。

（写真：Bit  Niigata 白子と葱のオイルパスタ）