心の支え

ずっと大切に育ててきたバラの花。それは大切な人からもらったもの。

贈ってくれた人は、もうとっくに忘れている些細な贈り物だった。

でも、どんな高価なものよりもキラキラしていた。絶対に枯らさない。そう心がけて水やりをしていた。何年もの間。

別の問題でこちらのカウンセリングを受けて、しばらく経ってからのこと。

ふと、気が付くとどうでもいいものになっていました。何の愛着も湧かないことに自分でもびっくりしました。

まぁ、この花にあの人を投影していたことは分かっていたものの。

・・・ということは、あの人のことはもう・・・。そういうことなんだと思いました。

恋愛にも似た感情はもうなくなっていました。

何年もの間こっそり心の支えにしていたその存在は、もう必要なくなったことを知りました。自分自身でいられること。つまり自分は自分でOKなんだということ。

知らないうちに、あの人に「さよなら」していた私でした。

「このカウンセリングの効果は不思議ですね。まるで何かの呪縛から解放されたような感覚になりました。」としみじみ話してくださいました。

心の支えがなくても自律していられるって素敵ですね。体験談をありがとうございました。