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子離れ

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2023/02/26

子離れ

いつがタイミング?

ざっくりですが、出産して赤ちゃんとお母さんが出来上がります。身体は別々になったけど、赤ちゃんとはほぼ一緒、片時も目を離せません。やがて赤ちゃんは大きくなり、子どもになって、どんどん成長していき、いつしか親をおい抜き、社会に出て自立していきます。

親は子どもの成長のために全身全霊のエネルギーを注いでいきます。ただひたすらに、なんの見返りも求めずに。

そんなふうに大切に育ててきた我が子がこの春、進学や就職で手元を離れるという方もいらっしゃることでしょう。長い間お疲れ様でした。ほっとすると同時に寂しさもあるでしょうか…。

早く子離れしないとダメだと思っている方いらっしゃいますか?

そんな方に少し問うてみたいのですが、親の役目ってなんでしょうか。

私なりに思うのは、

この社会の荒波に立ち向かって生きるための、知恵と力を教えること。勉強の良し悪しではなく、生きていくことの術だと思います。

自分で稼ぎ、自分で身の回りの世話ができること、食事や洗濯、いろんな手続きやATMの使い方。サッカー観戦楽しんだり、友達と一緒に食事をしたり、人に助けられたり助けたり。大人の私たちが普段からやっていることです。

 

こんな例えはどうでしょうか。

世の中というプールにうまく子どもが泳いでいけるように。

水遊びは楽しいね。でも、溺れる危険もあるよ。

怖がり過ぎなくていいよ、まずは顔を水につけてみようか。

泳いでみるにはバタ足の練習をしたり息継ぎの練習をしたり。

でも一番肝心なことは浮くこと。

親の手を放して大丈夫か?という恐怖との闘い、勇気を出した結果、獲得できる「浮いた!」という感覚体験。

これは本人しか味わえない感覚、そして自信。

親はなんとか励ましたりコツを教えたりして子どもに自信をつけさせる。子どもから「手、放してもいいよ~」ってなったら自信がついたってこと。あとは自分で好きなように泳ぎだして、もういくら言ったってどっかに行っちゃいますよね。(笑)

もし子どもの年齢や学年で区切って「はい、今日からはあなたは大人だからね。」となったら子どもはどうなるでしょう。

金槌の子どもは、バシャバシャ溺れてしまうかもしれません。

金槌の子どもはたいてい金槌ってことを隠しています。溺れかけていても平気を装います。でも本当は助けが必要です。

何が言いたいかというと、

子離れしないと格好悪いとか、そんな風潮に囚われずに自分の子どもが、今どんな段階なのかを関心を持って見守って欲しいと思います。うまく泳げるようになるまで。「もういいよ」ってなったら手を放してやって欲しいです。

そもそも親の私が泳ぎ方わかりません。という方は、こちらのカウンセリングルームにおいでになってみてください。

一緒に泳ぎ方の練習をしましょう。

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