pupa(さなぎ)
2023/07/04
pupa
pupa(ピュパ)→さなぎの意味
幼虫➡さなぎ➡成虫
人間でいえば、子ども➡思春期➡大人
思春期は子どもでもないし大人でもない、多感で揺れる時。
ホルモンバランスが崩れて本人にもコントロールが効かない。ゆえに訳もなくイライラしたり、親に悪態をついてわざと怒らせるようなことを言ってみたり、モノに当たってみたり、ちょっと厄介な期間。
ニキビができたり、いわゆる反抗期ってやつですね。
誰しも少しは心当たりがあるかもしれません。
最近は反抗期がない子もいるという話を聞きますが、それが問題というわけではありません。個人差があるので。
この混沌とした、ぐちゃぐちゃな状態の中で沢山の葛藤を通して「自分フィルター」を作り上げねばならない。ある意味、生みの苦しみなのである。でも成虫になるための必要苦。
この時、周りの大人ができることは、せめて雨風が当たらないようにそっと見守るだけである。実に非力である。酷い場合は殺される覚悟を持たねばならぬでしょう。しかし、信じて祈るしかありません。たとえ時間はかかろうとも立派な成虫になって自由に飛び回る日を信じて。
決して蛹の中身をのぞいたり、いじくったりしてはいけないのです。