親の目には入っていない子

親はいつも仕事で忙しい。帰ってきても家事に追われ、姑や周囲の目を気にして、話す内容は自分の不満でいっぱい。

わたしのことを世話するのは面倒くさいことで、やらずに済ませたいというのが感じられた。学校の行事、役員、集まりにも理由を付けては欠席するのが常だった。

子供なりに、親は忙しいのだ。だから仕方ないのだ。と思っていた。でも周りを見渡すと同じように仕事をしているであろう親の姿も見えて、疑問を抱くようになった。なぜ、わたしの親は来ないのだろうか？と。

母は仕事の方がいいのだ。仕事と言えばやらないで済むことの立派な理由になる。仕事で成果があれば評価もされるし、お金ももらえる。自分の自由になるお金と一人になれる時間を持てる。

そう思うと、ちょっと母への見方が変わる。

そうだったのか。

知らなかった。

わたしに興味がないくせに、進路のことや私が決めたことに文句を言ってくる。「お前にはできない」「絶対に許さない」と。

急に親ぶって言ってくる。

なんなのだろう。

親に何も期待しなくなった。ただ一緒に住んでいるだけ。

でも親を大事にしたいと思っていろいろ合わせてきた。なのに親にとっては当たり前のことでしかなかった。

わたしのことはどうでもいいようだ。

わたしの中にも親への期待があった。最後は誰かが私の責任をとってくれるという幼い考え。

私自身も無責任だった。

ならば、自分なりに自分を大事にして生きていくことにしよう。

 

そんなふうに思われている方のお手伝いをさせていただきたいと思っています。お問い合わせお待ちしております。