へそ曲がり
2023/12/24
へそが曲がると面倒くさい
だから、機嫌をとる
この時期よく見かける親子での買い物。幼い子はなんだか不機嫌で買ってほしいと駄々をこねています。困り始めている親。さて、どうするでしょうか。
子ども的には心に負荷がかかって何で思い通りにならないんだ。あ~もう!と感情がストレートに出る。
親的には、早く普通に戻ってもらいたくて、なだめたり、代替え案を出したり機嫌を取り戻そうとする。時には怒ったり、無視したり。あるいは不本意ながらも「どれがいいの」と機嫌を損ねないようにしたり。
ヒートアップしてくると、子ども自身どうしていいかわからない。気持ちに収拾がつかない。
この『思い通りにいかないことにどう折り合いをつけていくのか。』
これを訓練する、学んでいく機会なのではないかと思う。(大人になっても、そんな時がありますから。)
ただの「ダメ」では納得ができない。根気よく、思い通りにならない理由を話して聞かせる。それができるのは身近で信頼のある人でないとできない。結構骨が折れる仕事です。言葉だけで分る子もいれば、そうじゃない子もいます。
家庭によっていろんなルールがあると思うので、それに沿えばよいと思います。
ちょっと残念なのは、子どものへそが曲がると面倒なので、手っ取り早く機嫌をとって、いいようにしてあげることです。
一見よさそうですが、心に負荷がかかった時、『気持ちに折り合いをつける』ことをさせていません。
誰かが自分の機嫌をとってくれると勘違いしながら成長していくことになる。
人は、いつかは大人になってシビアな世の中に一人で歩いていくのです。その時にふりかかってくる負荷に対して、どう選択して、どう折り合いをつけていくのか。
身体も心も少しづつ成長しないとです。だから訓練は必要です。
ろくに訓練もさせないで「はい今日から、社会人だから自由にしなさい。あとは知りません。」と放り出されるから、世の中を知らず、人が怖いとか、迷子になるのも無理はないでしょう。
でもだからといって、誰かを恨んでも何かいいことが訪れるわけではありません。「じゃあ、どうすれば?」ということになりますね。
それは、こちらのカウンセリングルームでいろいろな疑問にお答えいたします。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。