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おひとよし

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2024/11/26

おひとよし

見て見ぬふりができない

「おひとよし」という言葉、なんとなくマイナスのイメージがありますが、いかがでしょうか。

それで改めて検索してみました。

すると、おとなしくて、何事も善意にとらえる傾向のある人、頼まれると嫌と断れない人、だまされやすい人とありました。

やさしい人なのだと思いました。しかし、そのやさしさのゆえに、つけ込まれ、周りからいろんな雑事を頼まれ、相手の状況をおもんばかると断れず引き受けて、その割には評価されず、むしろ一見損ばかりしているような。時には徒労感におそわれ虚しさを味わったり。なんとも・・・切ない。

 

例えば、法事となれば誰よりも早く手伝いに行き、掃除、片付け、振る舞いの支度をして、挨拶したりクルクルと動き回る。

他の兄弟たちは時間ギリギリに来て、用事が終わればさっさと帰る。手土産は良いものを持たせられて文句ひとつ言われず、見送られる。 こちらは、みんなが帰った後に帰る。そして手土産は少し難ありのものを渡される。

確かに早く来いと言われてるわけではない、こちらが勝手にそうしているだけ。

手土産も少し数が足りなくても家族は文句を言わない。だから別にいいこと。

でも、それが毎回だと考えてしまう。

やっている者ばかりが損をしている気分になる。

気が付くとそういうシステムになっていた。

面倒なことには呼ばれ、他ことには呼ばれない。

親戚の人達は薄っすら分かっているものの、誰も注意はしない。別に誰かに「ありがとう」と言われたいわけでもない。

気のいい子ども。

やさしさに付け込まれている。

見て見ぬふりができないから、母親の白髪染めを手伝ったり、話しを聞いてあげたりする。

でもこちらの近況は尋ねもしない。

よかれと思って、山盛りにため込んだ折り箱や包み紙をある程度整理して捨てたら猛烈に怒られた。それからは辞めた。どんなに汚くゴミ屋敷になろうとも、その人の生き方だと尊重することにした。

もう、いいかな。

やさしさを搾取されるのは。

どうしたら心の平安を持てるのだろう。なんとなく罪悪感もある。でも、自分も大切にして生きていきたい。

そんなふうに思われる方はいらっしゃいませんか?

ここで一緒に考えてみませんか。

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