カウンセリングルームいちごのくつ下

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2021/03/04

薬というモノは本当にスゴイものです。

私はお腹の調子が良くない時に整腸剤を飲み、助けてもらっています。

ある方は頭が痛くなっても薬には頼らず、それは身体からのサインだからと言って頭痛の原因をひたすら追究しています。あるとき頭痛以外のことで薬を使用したらその効果に驚き、薬ってスゴイと称賛していました。

またある人はずっと心の薬を飲んでいます。何年もずっと。少し難しい話しになるとすぐに考えることを諦めてしまう傾向があります。薬が効いているせいかボンヤリして・・・苦しいことも悲しいことも感じない様子です。

想像してみて下さい。例えば、転んでひざを擦り剥けてしまったら?

血が滲むほどケガをしたら痛いはずなのに薬によって痛みをボンヤリさせている。血が滲んでヒリヒリしているのに誤魔化しているのは何か違いませんか?

ケガをしたらその様子を観察して適切に処置する。処置している間は痛いかもしれないけど治るための痛みです。傷も残るかも知れませんが、それも含めて全てあなたに起こったことです。

数年前、親知らずを抜歯しました。しばらく痛むからと鎮痛剤をいただきました。でも1錠も使いませんでした。もちろん抜歯の後はそれなりに痛いです。でも耐えられない痛みではありませんでした。悪くもない歯を抜いたのですから当然の痛みです。それほど身体の一部を痛めたんだと受け止めれば、この痛みの重大さも理解できます。

薬が悪いと言っているのではありません。頼り過ぎず上手く付き合っていけばいいと思っています。

人によって痛みの感覚は違いますが、痛みを感じることは生きているからこそです。

ボンヤリ過ごしていたら、いつか、誰かが、何とかしてくれるのだろうと思っているのでしょうか。

自分の人生なのに自分で責任を負わず、いったい何を期待しているのでしょうか。

どうか目覚めてほしい。自分の人生を生きて欲しいと願っています。

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