あの人の言うことなら聞くに違いない

いくら言っても、分からず屋でどうしたらいいか分からない。そんなときありませんか？

薄い関係なら、そういう人だよね、と少し距離をとって済ませられるかもしれない。

それが、親子、兄弟、夫婦関係だとしたら簡単には済ませられない。腹も立つし、どうにかしたい！と躍起にもなる。

自分の口からは散々言った。手を変え品を変え。でも通じなかった。同じ日本語なのにまるで理解されない。どうやったら相手の考えを変えられるのか。

 

私の父親の場合、親戚の叔父さんや地元では威光あるとおもわれているお寺の人だった。そういう人を送り込めば、私がいうことをきくと思っていた。よく知らない人に一方的に意見され、私の話しは一切聞かれず理不尽でした。挙句に悪い子のレッテルを貼られ吹聴されることになりました。

「いうことをきく」って「従わせる」ってことなんでしょうか。

時は流れ、私が子供に対してどうしてわからなんだ！とカッカするときがやってきました。どれだけ言葉を尽くしても心に響かない、そうだ「あの人の言うことだったら効果があるかもしれない」と思うことがありました。でもふと、それではダメなんだ。人任せにしては。と思い直し、どう言ったら伝わるか練りに練って必死に話す、それでも理解されないなら仕方のないことだと諦める。思い通りに運ばない自分の気持ちを収めるしかないと思いました。とても葛藤しますが・・・。

しかし、この子と私は違うのだと。

自分から生まれた子どもでさえ、違う価値観や考え方を持っている。それを認めないわけにはいきません。

 

過去と他人は変えられない。

変えられる可能性があるとしたら、自分です。

 

自分の思うようにコントロールしたい。

そのために弱い者のフリをしたり、第三者を利用したり、被害者のフリをしたり、どこまでコントロールしたいのでしょうか。遠隔すぎて電波が届きませんよ。

 

あなた自身が他人からコントロールされたくないのと一緒です。相手をコントロールするのは、もう辞めにしませんか。