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次の過去

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次の過去

2024/02/26

次の過去へ

あの時、こうしていれば・・・

「あの時、こうしていたら・・・きっと今は・・」と過去に囚われ悔やんでみたり、自分を憐れんでいる人がいます。

きっと、もっとマシな人生が送れていた。

きっと、お金持ちになっていたはず。

きっと、結婚して子どもがいて幸せになっていたに違いない。

なんにせよ、今の状況に不満を抱えて何かに文句を言いたい。

他人と自分を比べたときの不満なのか。描いた理想と現実の差を埋められない不満なのか。

その不満を変えられない過去にぶつけてどうにかしようと考えている。

過去というどうにもならないことをわざと引き合いに出せば、今の自分の不努力に目を向けなくて済むからです。

過去には戻れない、そんなことは分かっている。

過去の自分を見つめたって同じところを辿ってくるということも薄々わかっている。

とにもかくにも、過去には戻れないのですから、「もし、・・・したら」という空想にふけるのはほどほどにして、終わりにすることです。

それよりも「今から先」だけを考えてみてはどうかと思います。

今この瞬間だって明日になれば昨日という過去になっているのですから。

あなたが今、立っているところは、次の過去の始まりなのです。

つらく苦しい過去があったとしても、それはそれです。あなたが極稀な人でもないし超特殊な人でもありません。人それぞれに苦しさを抱えながら、どこかで折り合いをつけて生きているのです。

過去の出来事をいつまでも噛み続け味がしなくなってもまだまだ噛んでいたいのなら噛み続けても構いません。でも、そうしたいならせめて一人だけで噛んで自己完結してほしいです。周りの人にまで不味いものを嚙ませるのはハラスメントです。

誰でもない、あなた自身の選択の積み重ねが「今ここにいる」状況なのです。

そして、幸か不幸か誰も代わってあげられないのです。

一刻も早く気付いてほしいものです。それがあなたにとって、周りの人たちにとっても関係を改善する近道だと思います。

もう、不味いものを噛みたくない、吐き出したいという方はこちらのカウンセリングルームへ。

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