子どもを育てていると、これは過保護なのか?それとも厳しすぎなのか?と迷うことがあります。
子どもからの要求は様々で子どもによっても変わるし、成長していくにつれて大きなもの(金額的にも)を要求されることもあります。時には無理難題なことを突き付けられることもあります。
好きなブランドもの、人気のスイーツ、新しいゲームソフト、閉店間際の買い物など、キリがありません。
みんなが持っているとか、あの手この手で言ってきます。
決して買えないわけではないけれど、しつけの上でどうなのだろうかと。
それぞれの家庭でルールがあると思います。無理難題には毅然と対応できるかどうか、親としては悩ましいところであります。
ところで、私はサボテンをダメにしたことがあります。
気がついたら下がドロドロになっていました。まるで過保護のように数日おきに必要以上に水を与えてしまっていたようです。
どうなの?お水は足りてるの?のど乾いてないの?という具合です。よかれと思って与えていたんですが大失敗でした。
植物には水が大好きでたっぷり与えるものとか、日光が好きとか、半日陰がいいとか、花が終わったら早めに花がらを摘んであげたり、枝がもったいなくて剪定せずにいたら栄養不足でうまく育たなかったり、それぞれに見てあげないとうまく育ちません。
それは、子育ても同じです。
子どもに、決まった時間にご飯を与え、服を着せて、そこそこお世話をする。(それだけでも結構な時間と労力を必要としますが)やっと一人で着替えられたり、身の回りのことができるようになってくると、途端に「一人でできるでしょ」になっていく。
そんな頃に下の子が生まれる。ますます「一人でできるでしょ!」が加速し、手をかけてもらえない。
そうなったら赤ちゃん返りもしたくなるというものです。その子なりの必死な訴え。そんな時は子ども気持ちに応えて思う存分に甘えさせてあげてほしい。
中には、そんな気持ちを訴えることもできず我慢して、いい子になることを選択する子もいます。親としては育てやすいかもしれませんが、甘えることを良しとできず、ずっと引きずったまま大人になってしまいこじれてしまいます。
大切なのは子どもの心をみるということです。
身体や学力は見えるけれど、心はわかりにくいものです。
その子がどんなことを考え、何を大事にしているか、などなど。
子どもを管理するということではありません。
放任でもありません。
どれくらい関心があるかどうか。
毎日じゃなくてもいいのです。
共働きで時間がないということもあるでしょう。
しかし時間だけの問題だったら、お家にいるお母さんにはかなわないでしょうが、実際のところ時間の長さではなく心の距離の問題だと思っています。
なぜなら、働いている家庭の全ての子どもが心が乏しいかというと、そうではありません。
逆に専業主婦の家庭の全ての子どもが心が豊かかというとそうではないからです。
子どもによってかなり違いがあります。同じ人間がいないってことをご存じならば、子どももその通りなのです。だからこそ、いつか大人になって社会に出た時にちゃんと生きていけるように、生きる根っこをしっかり張らせて、社会という雨風に負けないように育ててやることが親の役目ではないかと私は思っています。
でも、親とはいえ普通の人です。完璧な人間などいません。失敗することも間違うこともあって当然のことです。仕方のないことです。それも込みで試行錯誤して頑張って生きている姿を子どもに見せていくことが大切なのではないかと思っています。
カウンセリングルームいちごのくつ下
住所:新潟県新潟市中央区女池1-10-2
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